ケーブルやパイプなどに付いている丸札は、メンテナンスを行うときの作業性を向上させる目的やメンテナンス時のミスを防止する目的がある線名札です。

丸い形をしている線名札などからも丸札と呼ばれることがあります。複数のケーブルが設置してある箇所では、それぞれのケーブルの用途などを記しておかないと修理やメンテナンス時に不便な状態になりがちです。これはパイプも同じでどのような液体や気体を通しているものであるのか、図面を見ながら調べて修理やメンテナンスを行うのでは作業性も悪くなります。

ケーブルやパイプそれぞれに丸札を取り付け、記入紙や札部分に用途などを記載しておけば、チェックしたいケーブルをすぐに見つけることができる、メンテナンスが必要なパイプがどれであるのか一目瞭然です。屋内で使う場合には耐候性などを考慮する必要性も低いのですが、屋外となった場合は耐候性が高いものを選ぶことが大切です。丸札に記載してある用途名などの文字が、紫外線・雨などの自然の猛威で消えてしまうのでは本来の目的を達成することはできません。

印刷の場合には耐候性が高いインクを使う、手書きの場合は耐紫外線油性ペンを使うなど、記載してある文字がつねに正確に読み取ることができるように工夫します。なお、丸札は素材がプラスチック製などのものが多くあり、他にも金属などの素材でできているものもあるので、場所に応じて使い分けを行い屋外では耐候性が高い製品を使うことが大切です。

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