2001年に京都で開催されたG7会議で、先進7か国は2025年までに二酸化炭素の排出量を25％まで削減する旨が決議されました。
これにより日本では全国各地にあった火力発電所の数が大幅に削減され、代わりに太陽光・風力・府威力発電施設が設置されるの至っています。このうち、太陽光は各家庭で設置できる唯一の自然エネルギーモジュラーであり、2005年から導入する際には各自治体から補助金が支給されるようになりました。一般家庭で太陽光パネルを設置するのは主に屋根の上になり、取り付ける際は土台となるアルミフレームとパネルを結束バンドで固定するのが主流です。この結束バンドは電気工事の際に配線を束ねるためのアイテムとして、1960年に日本で開発・製造されたものと同じです。
バンドの裏面に「トラッキング」という凹凸が備わっており、一度バンドを締めると緩むことがないので幅広い用途で使用されています。太陽光パネルの取り付けに用いる結束バンドは普及している塩化ビニール製のもので、種類としてはインシュロックという取り外しができるものから・通常の締め付けると外れることのないガルロック、そしてナットで取り付けるステンレスロックの3種類です。家庭用の太陽光パネルで使用する結束バンドは取り外しが可能なインシュロックで、屋根をリフォーム工事することやパネルの取り換えを考慮したうえで利便性に長けたバンドを使用しているといえます。